音楽の楽しみ方は多様化しております。
音楽の楽しみ方で迷っている方がいればデザイン性と高音質を兼ね備えたゼンハイザーを使ってみるはおすすめです。
ゼンハイザーは「生音に忠実に、よい音で届ける」ことにこだわりを持つメーカーで世界中から高い評価を獲得しています。
そんなゼンハイザーはどの国のメーカーでどんな特徴があるのかご存知でしょうか。
今回はゼンハイザーの特徴とワイヤレスヘッドホン、有線ヘッドホン、モニターヘッドホンのお特徴や選び方を解説します。
Contents
ゼンハイザーの特徴と魅力とは?
SENNHEISER(ゼンハイザー)は、ドイツ ハノーファーに本拠を構える人気音響機器メーカーです。
歴史は古く、1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士が測定機器メーカーとして創立されました。
現在の社名に変更されたのは1956年で、音楽製作現場や映画製作現場など、プロの現場でも使用される品質の高い製品を多数製造しています。
世界初!開放型ヘッドホンの生みの親
当時のヘッドホンは「密閉型」が当たり前であり、圧迫感や蒸れなどを感じることが多く、音質面やデザイン性、装着感などにおいて必ずしも満足いくものではありませんでした。
1968年にゼンハイザーから発売された世界初の開放型ヘッドホン「HD 414」は、それまでのヘッドホンの常識を覆すものでした。
開放型ヘッドホンは、音を鳴らすドライバーユニットがハウジング(耳に装着する部分)に覆われていないヘッドホンです。
密閉型で発生していた歪みなどの問題を解決したことで、クリアで自然なサウンドを実現したことで大ヒットしました。
いまでも「HD 650」に代表される開放型ヘッドホンは脈々と引き継がれています。
開放型ヘッドホンのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:
・空気が自由に出入りするため、音に広がりが生まれる。
・密閉型のヘッドホンと比較して、スピーカーに近い音質。
・通気性が高く、本体の重量も軽いため、長時間音楽を楽しめる。
デメリット:
・ハウジングの構造上、音漏れしやすいこと。
・密閉型よりも少し低音が小さくなりやすい。
広い音域をカバーする「ダイナミック・ドライバーへのこだわり」
ダイナミック・ドライバーとは音を出す構造のことで、音の電気信号を受けたコイルが振動版(ダイヤフラムとも呼ばれる)が振動することで音が鳴ります。
一般的なヘッドホンやスピーカーにもこの構造が使われている、ベーシックな方式です。
このドライバーユニットは再生周波数帯域や音質、音の大きさを左右するオーディオの心臓部です。
ひとつのドライバーで全ての周波数帯をカバーするため、それだけ純度の高い再生が可能となります。
ゼンハイザーはヘッドホンからイヤホンまで、一貫して高品質のダイナミック・ドライバーを採用し続けています。
ゼンハイザーの音質は「生音の再現性が高い」
「生音」とは、スピーカーから出る音ではなく、楽器等から直接出る生の音を指します。
つまり電気的に処理をしていない、アコースティックピアノなどの楽器を鳴らして出した音のことです。
ヘッドホンやスピーカーで再生される音楽は、CDやデジタル音源に記録されている音です。
これは、マイクで拾って加工した音ですので純粋な意味での「生音」ではありません。
メーカー各社がそのアーティストが表現したい音を再現するために技術を向上させてきた歴史がありますが、ゼンハイザーのヘッドホンやイヤホンは補正が少なくこの生音の再現性が高いと評価されています。
ゼンハイザー以外のオーディオメーカーの特徴でいえば、
Bose(ボーズ)は低音重視で大音量の再生に優れています。
SONY(ソニー)は「ハイレゾ」の生みの親であり、高音から低音まで豊かに表現することが特徴です。
音質はモデルや環境によっても変わってきますので、選ぶ際の参考にして、ぜひお聞き比べいただきご自身の好みに合ったヘッドホンをお選びください。
ゼンハイザーの選び方
ゼンハイザーのヘッドホンはアーティストやDJやオーディオ愛好家、カジュアルに楽しみたい方まで広く親しまれています。
ゼンハイザーはワイヤレスヘッドホンや有線ヘッドホン、イヤホンなど様々な種類のオーディオがあります。
どのようなときに使うかを想像して、目的を決めて選んでいきましょう。
外出先で気軽に使用したいならワイヤレス
ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホンとは再生デバイスとイヤホンをケーブルで繋がずに無線で接続するオーディオのことです。
主にBluetoothを用いて音楽や音声データをワイヤレス(無線)でヘッドホン側に送信して再生します。
ケーブルがないため鞄の中に入れていてもケーブルが絡まらず断線の心配もいりません。
また、電車内やカフェなど音漏れが気になる場合は、遮音性が高い「密閉型」がおすすめです。
「密閉型ヘッドホン」とは、ハウジング部分から音が漏れないように外側をプラスチックや木材、金属で覆っているヘッドホンのことをいいます。
音漏れしない構造上、低音域が聴きやすいのが特徴です。
ノイズキャンセリング機能があるオーディオでは外の音が聞こえないため、歩きながらの使用には注意しましょう。
室内で高音質な音楽を楽しむなら有線ヘッドホン
ワイヤレスヘッドホンで使用されているBluetoothは通信を安定化させるため、音楽信号をやり取りする際にはデータ量をなるべく少なくしてしまっています。
そのために「人間には聴こえない、あるいは聴こえなくても問題ない」とする部分の音の帯域をカットしています。
高音質を求めるなら有線ヘッドホンがおすすめです。
有線タイプであれば音の出力レベルを上げるヘッドホンアンプの利用もできます。
室内であれば「開放型ヘッドホン」が選択肢に入ってきます。
「開放型ヘッドホン」は、音を鳴らすドライバーユニットがハウジング(耳に装着する部分)に覆われていないヘッドホンです。
繰り返しになりますが開放型ヘッドホンのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:
・空気が自由に出入りするため、音に広がりが生まれる。
・密閉型のヘッドホンと比較して、スピーカーに近い音質。
・通気性が高く、本体の重量も軽いため、長時間音楽を楽しめる。
デメリット:
・ハウジングの構造上、音漏れしやすいこと。
・密閉型よりも少し低音が小さくなりやすい。
・音が抜ける(音が漏れる)ので電車などの公共交通機関での利用には向かない。
音楽・動画編集ならプロユースのモニターヘッドホン
モニターヘッドホンとは、アーティストやDJが使う低音域から中音域、高音域ににわたってフラットな周波数特性と高い解像度、原音に忠実な音質を特徴とするヘッドホンです。
周波数特性は、人間の耳が聴こえる周波数は20~20,000Hzにおいてどの周波数が強調されているかであり、フラットな周波数は生音に最も忠実な音を再生できることを示しています。
モニターヘッドホンはレコーディングスタジオや音楽スタジオなどのプロの制作現場や、自宅で演奏を録音したり、編集したりするDTMなど、あらゆる音楽制作のシーンで正確な音をモニタリングする(作った音をチェックする)ために使われます。
全体がバランスよくクリアに聞こえる分、楽器の音が近く、分離して聴こえてしまい聴き疲れしやすいというデメリットもあります。
音質にも癖がありますので、視聴してみることをおすすめいたします。
こだわり派はケーブルの仕様や接続方法も確認
細部の音にまでこだわりたい場合は、リケーブルが可能かどうかも確認が必要です。
リケーブルを行うことによって音質を向上させたり、自分好みの音に近づけることができます。
また、ケーブルの断線の際もすぐに交換できることなどのメリットがあります。
まとめ
1945年から続く多くのファンを抱えるドイツのオーディオメーカー「ゼンハイザー」。
「生音に忠実に、よい音で届ける」ことにこだわるゼンハイザーは、アーティストやDJなどのプロたちからも多くの支持を得ています。
カジュアルに使えるものから本格仕様のものまで幅広くあります。
ぜひ、ゼンハイザーが提供する生音を試聴、堪能してみてください。