音楽の楽しみ方は多様化しております。
音楽の楽しみ方で迷っている方がいればデザイン性と高音質を兼ね備えたPioneer(パイオニア)を使ってみるはおすすめです。
パイオニアは「フラットで安定感のある音質」という特徴を持つメーカーで世界中から高い評価を獲得しています。
そんなパイオニアは日本の有名メーカーですが、どんな特徴があるのかご存知でしょうか。
今回はパイオニアの特徴とワイヤレスヘッドホン、有線ヘッドホン、モニターヘッドホンの特徴や選び方を解説します。
Contents
パイオニアの特徴と魅力とは?
Pioneer(パイオニア)は、1938年(昭和13年)に松本望が創業。
松本氏は、アメリカ製のダイナミックスピーカーを聴いて「いつか必ず自分の手で純国産のスピーカー(ユニット)を作りたい」と志したそうです。
1937年(昭和12年)に初の純国産ダイナミックスピーカーを開発、パイオニアと商標を取りました。
1970年~80年代のオーディオブームの頃には山水電気、パイオニアと並び「オーディオ御三家」とされ「サン・トリ・パイ」と通称されていました。
パイオニアはその中でも「スピーカのパイオニア」と呼ばれ、若者たちの憧れのオーディオメーカーでした。
経営悪化に伴い、オーディオ事業は2015年に撤退。
世界トップクラスの DJ 機器事業なども手放しています。(現:AlphaTheta)
栄枯盛衰の激しいオーディオメーカーですが、世界一と呼ばれた実力は今もなお引き継がれており、カーオーディオの「carrozzeria(カロッツェリア)」は多くのファンを魅了しています。
オーディオ御三家の一角
1970年~80年代のオーディオブームの頃には山水電気、パイオニアと並び「オーディオ御三家」とされ「サン・トリ・パイ」と通称されていました。
サンは山水電気、トリはトリオ(現:ケンウッド)、パイはパイオニアです。
当時は、松下電器(テクニクス)、三菱(ダイアトーン)、日立(ローディ)、東芝(オーレックス)、三洋電機(オットー)などなど多くのメーカーがオーディオを販売していました。
その中でも「オーディオ御三家」は昭和の頃には誰もが憧れたオーディオメーカーでした。
そんな「オーディオ御三家」の歴史も安泰ではなく、今ではケンウッドのみとなりました。
山水電気は、2014年7月9日に破産。
ケンウッドは、2008年に日本ビクターと経営統合。
パイオニアは、2018年に香港の企業再生ファンド(BPEA) の傘下に入り、2019年3月に完全子会社化されました。
パイオニアの栄枯盛衰を感じさせる「オーディオ御三家」の歴史ですが、オーディオブームの中心になった各企業は圧倒的な憧れを持たれていた企業であることは容易に想像できます。
ハイエンドオーディオ「カロッツェリア」
カロッツェリアはパイオニアのカーエレクトロニクス事業部が展開するブランド名のことです。
ブランドキャッチコピーは「TRIP to the EDGE」。
カロッツェリアは全体的にフラットな音質のため、どんな音楽にも合う特徴を持ちます。
また、コストパフォーマンスも高く、品質と価格に優れています。
スズキ、マツダ、三菱、スバルでは純正製品のオプションが取り揃えてあるなど、その信頼性の高さがうかがえます。
パイオニアの音質は「フラットで安定のある音質」
パイオニアは「スピーカのパイオニア」と呼ばれたほど圧倒的なオーディオメーカーです。
そのパイオニアの音は「フラットで安定感のある音質」といえるでしょう。
フラットとは、再生される音の周波数の強度が一定であることです。
これによりどんな音楽にもあう音を作ることができます。
安定感とは、音に対してのノイズなどの少なさです。
アンプなどで特にいえることですが、デジタルまわりの開発はノイズとの闘い。
人間の耳は高域に敏感ですので、高周波ノイズが出ていると、“きつい音”としてそれを感じてしまいます。
ノイズを低減していくことでパイオニアらしいストレスの無い安定した音質を作り上げています。
パイオニアの選び方
パイオニアのヘッドホンはアーティストやDJやオーディオ愛好家、カジュアルに楽しみたい方まで広く親しまれています。
パイオニアはワイヤレスヘッドホンや有線ヘッドホン、イヤホンなど様々な種類のオーディオがあります。
どのようなときに使うかを想像して、目的を決めて選んでいきましょう。
外出先で気軽に使用したいならワイヤレス
ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホンとは再生デバイスとイヤホンをケーブルで繋がずに無線で接続するオーディオのことです。
主にBluetoothを用いて音楽や音声データをワイヤレス(無線)でヘッドホン側に送信して再生します。
ケーブルがないため鞄の中に入れていてもケーブルが絡まらず断線の心配もいりません。
また、電車内やカフェなど音漏れが気になる場合は、遮音性が高い「密閉型」がおすすめです。
「密閉型ヘッドホン」とは、ハウジング部分から音が漏れないように外側をプラスチックや木材、金属で覆っているヘッドホンのことをいいます。
音漏れしない構造上、低音域が聴きやすいのが特徴です。
ノイズキャンセリング機能があるオーディオでは外の音が聞こえないため、歩きながらの使用には注意しましょう。
室内で高音質な音楽を楽しむなら有線ヘッドホン
ワイヤレスヘッドホンで使用されているBluetoothは通信を安定化させるため、音楽信号をやり取りする際にはデータ量をなるべく少なくしてしまっています。
そのために「人間には聴こえない、あるいは聴こえなくても問題ない」とする部分の音の帯域をカットしています。
高音質を求めるなら有線ヘッドホンがおすすめです。
有線タイプであれば音の出力レベルを上げるヘッドホンアンプの利用もできます。
室内であれば「開放型ヘッドホン」が選択肢に入ってきます。
「開放型ヘッドホン」は、音を鳴らすドライバーユニットがハウジング(耳に装着する部分)に覆われていないヘッドホンです。
繰り返しになりますが開放型ヘッドホンのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:
・空気が自由に出入りするため、音に広がりが生まれる。
・密閉型のヘッドホンと比較して、スピーカーに近い音質。
・通気性が高く、本体の重量も軽いため、長時間音楽を楽しめる。
デメリット:
・ハウジングの構造上、音漏れしやすいこと。
・密閉型よりも少し低音が小さくなりやすい。
・音が抜ける(音が漏れる)ので電車などの公共交通機関での利用には向かない。
音質にこだわるならハイレゾ
パイオニアのヘッドホンは、多くラインナップされています。
なかでもよい音質で音楽を楽しみたいなら「ハイレゾ対応」と書かれたヘッドホンを選びましょう。
ハイレゾは、音の情報量と再生周波数帯域の広さが魅力です。
音楽クリエイターが表現したい音楽を再現してくれます。
こだわり派はケーブルの仕様や接続方法も確認
細部の音にまでこだわりたい場合は、リケーブルが可能かどうかも確認が必要です。
リケーブルを行うことによって音質を向上させたり、自分好みの音に近づけることができます。
また、ケーブルの断線の際もすぐに交換できることなどのメリットがあります。
DJ に興味があれば Pioneer DJ がおすすめ
通常のヘッドホンよりも高性能な DJ 用ヘッドホンがラインアップされています。
DJ 用として愛されているオーディオメーカーは、Audio-Technica・Pioneer DJ・SENNHEISERなどです。
DJ ヘッドホンを選ぶ際は以下の点をチェック!
・クラブのプレイ中でも聞こえやすい音量・音質はあるか?
・汎用性が高く、音の遅延の少ない有線がおすすめ
・ケーブルの取り回しは問題ないか
などが挙げられます。
実際にクラブに参加し、DJ のプレイを確認するのも面白いですよ。
まとめ
日本を代表するオーディオメーカー「パイオニア」。
「フラットで安定した音質」であるパイオニアは、今も多くのユーザーに愛されています。
カジュアルに使えるものから本格仕様のものまで幅広くあります。
ぜひ、パイオニアが提供する生音を試聴、堪能してみてください。