皆さん、日本解体新書へようこそ!
今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!
※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。
今回は、「オータマ」について紹介です。
オータマは、医療機器や産業機械、研究開発の現場で問題となる磁気を遮断する磁気シールドを主に生産しているメーカーです。
この記事では、オータマがどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているかを徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むとわかること!
- オータマの企業情報
- オータマの働き方
- オータマの強み
Contents
オータマの特徴とは?事業内容について解説
ここでは会社の特徴や事業内容を解説します!
オータマとは?
オータマは、東京都港区に本社をもつ、小型かつ低消費電力、高精度なアナログ半導体をつくるメーカーです。
社名 | 株式会社オータマ |
社名変更 | 1964年2月 |
代表取締役 | 奥村 哲也 |
事業内容 | 磁気遮蔽部品製造 材料販売 磁性焼鈍、熱処理 磁気および電磁波の測定・対策 磁気および電磁波遮蔽加工 |
資本金 | 4,200万円 |
創立は1964年で、2024年に創立60周年を迎える企業です。
また、非上場企業です。
オータマの基本情報
オータマの基本情報は以下の通り。
売上高~セグメント別売上高は「公式HP」など、平均年収~初任給は「採用ページ」など を参照しています。
売上高 | 40億円 |
営業利益 | 非公開 |
営業利益率 | 非公開 |
平均年収 | 非公開 |
従業員数(単独) | 938名 |
平均年齢 | 35.4歳 |
勤続年数 | 7.5年 |
残業時間 | 非公開 |
本社 | 東京都稲城市押立 |
勤務地 | 【本社・工場】 東京都稲城市押立 【工場】 東京都八王子市七国 茨城県笠間市 |
初任給 | 公式採用ページに情報なし |
オータマの強み
オータマの強みは「卓越した技術力」、「多品種少量生産」です。
ここでは、その 2つの強みについて解説していきます。
オータマの強み①:卓越した技術力
オータマの主力製品である磁気シールドは、外部からくる磁気を遮断することに特化しています。
グローバルニッチ戦略が功を奏し、半導体、素粒子加速器などの科学分野、医療機器・電子顕微鏡などに事業を集中しています。
半導体製造工程におけるマスク画鋲装置では大多数がオータマの磁気シールドを採用しており、国内シェア77%、海外でもトップクラスの会社として業界に存在感を持っています。
以下は会社概要に掲載されていた国内の取引先のメーカーで、多くが世界トップクラスの上場企業です。
オータマの技術力と信頼性の高さがわかります。
【取引先企業】
日本電気株式会社、 株式会社東芝、 株式会社日立製作所、
キヤノン株式会社、 ソニー株式会社、 浜松ホトニクス株式会社、
株式会社荏原製作所、 株式会社アドバンテスト、 株式会社アルバック、
東京エレクトロン株式会社、ゼネコン各社、大学・研究機関 etc.
オータマの強み②:多品種少量生産
オータマは、製造に必要な熱処理炉を10基、常に稼働させています。
毎月1000品目以上を製造しているオータマだが、そのうちの90%は3個以下の発注であり、80%は先月と違うオーダーが来ているそう。
これだけの小数量になると価格が上がってしまうが、自社所有炉だからこそ価格を抑えることができています。
ユーザーの必要なものを必要なだけ生産できるのはオータマの強みといえます。
オータマの企業研究まとめ
オータマの業績は調査できませんでした、
去年は半導体需要の落ち込みもあり、業績は落ち込んだと考えられます。
ですが、多くの企業に採用されている磁気シールドは今後も不可欠な製品です。
就活をする上では、オータマは「磁気シールドで国内シェア7割越え」のメーカーであることをお忘れなく。