音楽の楽しみ方は多様化しております。
音楽の楽しみ方で迷っている方がいればクリアかつ高音質を兼ね備えたKENWOOD(ケンウッド)を使ってみるのがおすすめです。
ケンウッド は「クリアな音質」を特徴に持つメーカーで世界中から高い評価を獲得しています。
そんな ケンウッドは日本のオーディオメーカですが、どんな特徴があるのかご存知でしょうか。
今回は ケンウッド の特徴とワイヤレスヘッドホン、有線ヘッドホンの特徴や選び方を「3つのポイント」を解説します。
Contents
ケンウッド の特徴と魅力とは?
ケンウッドは、株式会社 JVC ケンウッドの一部です。
JVC ケンウッドは神奈川県横浜市神奈川区に本社を置く音響機器・カメラ・カー用品を中心とした電機メーカーです。
現在も JVC ブランド、KENWOOD ブランド、Victor ブランドの 3 つのブランドは健在です。
今回は ケンウッド にスポットを当てていきましょう。
ケンウッドは無線通信にルーツを持つ、2011年に日本ビクターと合併した会社です。
1970年~80年代のオーディオブームの頃には山水電気、パイオニアと並び「オーディオ御三家」とされ「サン・トリ・パイ」と通称されていました。
ケンウッドはその中でもトリオの名で若者の間もなかで飛ぶように売れていました。
現在のケンウッドという名は、海外進出の際にすでに商標を取らていたことで、
イメージのあるハリウッドの「WOOD」に、語のつながりがよく高級感がある「KEN」を組み合わせて名づけられたそうです。
聴き疲れの少ない自然なサウンド
ケンウッド時代から「原音再生」という思想に基づいてイヤホン・ヘッドホンを開発してきました。
原音とは、アーティストが作った曲を味付けなしのフラットな音楽で届けることです。
現在もその流れを受け継いでおり、音楽の魅力をストレートに伝えてくれます。
どこでも使いやすいシンプルなデザイン
ケンウッドの特徴はシンプルなデザインです。
黒色と白色をベースにしたデザインは、どんなファッションでも似合います。
自宅・通勤時間やリモート会議などどんなシーンでも活躍します。
(オーディオ御三家の一角)
1970年~80年代のオーディオブームの頃には山水電気、パイオニアと並び「オーディオ御三家」とされ「サン・トリ・パイ」と通称されていました。
サンは山水電気、トリはトリオ(現:ケンウッド)、パイはパイオニアです。
当時は、松下電器(テクニクス)、三菱(ダイアトーン)、日立(ローディ)、東芝(オーレックス)、三洋電機(オットー)などなど多くのメーカーがオーディオを販売していました。
その中でも「オーディオ御三家」は昭和の頃には誰もが憧れたオーディオメーカーでした。
1979年に最高級オーディオ製品のLシリーズを導入、その際には現在の社名であるケンウッドを冠していました。
そんな「オーディオ御三家」の歴史も安泰ではなく、今ではケンウッドのみとなりました。
山水電気は、2014年7月9日に破産。
パイオニアは、2018年に香港の企業再生ファンド(BPEA) の傘下に入り、2019年3月に完全子会社化された。
ケンウッドは、2008年に日本ビクターと経営統合。
オーディオの栄枯盛衰を感じさせる「オーディオ御三家」の歴史ですが、オーディオブームの中心になった各企業は圧倒的な憧れを持たれていた企業であることは容易に想像できます。
ケンウッドの音質は「クリアで高音質」
日本のオーディオメーカー全体に言えることですが、聴き疲れしないナチュラルなサウンドが特長です。
その中でもケンウッドの音質は、中音域が綺麗で華やかな印象があるサウンドです。
もともとが無線機器を源流に持つ企業ですのでクリアな音質に強みがあります。
カーオーディオを手掛けており、いち早くハイレゾ音源に対応した音の解像度にこだわったスピーカーを販売するなど音質へのこだわりを感じます。
ケンウッド の選び方
ケンウッドのヘッドホンはオーディオ愛好家、カジュアルに楽しみたい方まで広く親しまれています。
ケンウッドはワイヤレスヘッドホンやワイヤレスイヤホンなど様々な種類のオーディオがあります。
どのようなときに使うかを想像して、目的を決めて選んでいきましょう。
外出先で気軽に使用したいならワイヤレス
ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホンとは再生デバイスとイヤホンをケーブルで繋がずに無線で接続するオーディオのことです。
主にBluetoothを用いて音楽や音声データをワイヤレス(無線)でヘッドホン側に送信して再生します。
ケーブルがないため鞄の中に入れていてもケーブルが絡まらず断線の心配もいりません。
また、電車内やカフェなど音漏れが気になる場合は、遮音性が高い「密閉型」がおすすめです。
「密閉型ヘッドホン」とは、ハウジング部分から音が漏れないように外側をプラスチックや木材、金属で覆っているヘッドホンのことをいいます。
音漏れしない構造上、低音域が聴きやすいのが特徴です。
ノイズキャンセリング機能があるオーディオでは外の音が聞こえないため、歩きながらの使用には注意しましょう。
室内で高音質な音楽を楽しむなら有線ヘッドホン
ワイヤレスヘッドホンで使用されているBluetoothは通信を安定化させるため、音楽信号をやり取りする際にはデータ量をなるべく少なくしてしまっています。
そのために「人間には聴こえない、あるいは聴こえなくても問題ない」とする部分の音の帯域をカットしています。
高音質を求めるなら有線ヘッドホンがおすすめです。
有線タイプであれば音の出力レベルを上げるヘッドホンアンプの利用もできます。
室内であれば「開放型ヘッドホン」が選択肢に入ってきます。
「開放型ヘッドホン」は、音を鳴らすドライバーユニットがハウジング(耳に装着する部分)に覆われていないヘッドホンです。
繰り返しになりますが開放型ヘッドホンのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:
・空気が自由に出入りするため、音に広がりが生まれる。
・密閉型のヘッドホンと比較して、スピーカーに近い音質。
・通気性が高く、本体の重量も軽いため、長時間音楽を楽しめる。
デメリット:
・ハウジングの構造上、音漏れしやすいこと。
・密閉型よりも少し低音が小さくなりやすい。
・音が抜ける(音が漏れる)ので電車などの公共交通機関での利用には向かない。
こだわり派はケーブルの仕様や接続方法も確認
細部の音にまでこだわりたい場合は、リケーブルが可能かどうかも確認が必要です。
リケーブルを行うことによって音質を向上させたり、自分好みの音に近づけることができます。
また、ケーブルの断線の際もすぐに交換できることなどのメリットがあります。
まとめ
ケンウッドは「オーディオ御三家」の一角を担っていた伝統的なオーディオメーカです。
無線機器を源流としていることから片耳イヤホンなどのユニークな商品もあります。
「クリアで高音質」に定評のあるケンウッドは、多くのユーザーに支持を得ています。
カジュアルに使えるものから本格仕様のものまで幅広くあります。
ぜひ、ケンウッドが提供するサウンドを試聴、堪能してみてください。