企業解説

日本電子(JEOL)とは?電子顕微鏡で世界首位の理科学機器メーカー!強みと特徴を紹介

皆さん、日本解体新書へようこそ!

今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!

※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。

今回は、「日本電子」について紹介です。

日本電子は、電子顕微鏡、磁気共鳴装置などの最先端理化学装置の世界トップメーカーです。

この記事では、日本電子がどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているかを徹底解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること!

  • 日本電子の企業情報
  • 日本電子の働き方
  • 日本電子の強み

 

日本電子の特徴とは?事業内容について解説

ここでは会社の特徴や事業内容を解説します!

 

日本電子とは?

日本電子は、 東京都昭島市武蔵野に本社をもつ、最先端理化学装置の世界トップメーカーです。

社名 日本電子株式会社
(証券コード:6951)
創業 1949年5月
代表取締役 大井 泉
事業内容 電子光学機器
分析機器
計測検査機器
産業機器
医用機器
資本金 231億9,418万円

1949年創業以前から電子顕微鏡の試作研究を行っており、昭和天皇が顕微鏡をご覧になったこともあるそうです。

設立からは70年以上経つ企業です。

また、東証プライムに上場している会社でもあります。

 

日本電子の基本情報

日本電子の基本情報は以下の通り。

売上高~セグメント別売上高は「有価証券報告書」など、平均年収~初任給は「採用ページ」など を参照しています。

売上高 1,743億円
(前年比:7.2%)
営業利益 275億円
(前年比:14.0%)
営業利益率 15.79%
セグメント別:理科学・計測機器 1,200億円
(68.8%
セグメント別:産業機器 390億円
(22.4%)
セグメント別:医用機器 151億円
(8.8%)
平均年収 803万円
従業員数(単独) 2,313名
従業員数(連結) 3,468名
平均年齢 44.6歳
勤続年数 16.9年
残業時間 15.3時間
本社 東京都昭島市武蔵野
勤務地 【本社・製作所】
東京都昭島市武蔵野
【製作所】
東京都昭島市武蔵野
東京都武蔵村山市伊奈平
【事務所】
東京都千代田区大手町
【支店】
国内12か所
初任給 大卒:247,000円
院卒:271,000円

 

日本電子の強み

日本電子の強みは「世界トップシェア」と「グローバルニッチ」です。

ここではその強みについて解説していきます。

 

日本電子の強み①:世界トップシェア

日本電子は研究開発ベンチャーとして設立され、設立当時から電子顕微鏡の製造販売を行っていました。

現在は電子顕微鏡で世界トップです。

電子顕微鏡は、光学顕微鏡に比べてより微細なナノレベルの物質を見れる顕微鏡です。

そのため、研究分野での引き合いが多くナノテク分野、バイオテクノロジー分野、エコロジー分野で事業分野の拡大を行っています。

また、ユーザーにはノーベル賞を受賞した研究者もおり、培ってきた光学の技術とノウハウが信頼のできる製品づくりをさせているのでしょう。

 

日本電子の強み②:グローバルニッチ

日本電子は日本のみならず欧州、アメリカでもにグローバルニッチトップの企業と認知されています。

海外売上高比率は 65% 。

最先端の科学に貢献する電子顕微鏡や産業を支える半導体製造装置などを多く提供しています。

ここでは、特に社会貢献度の高い5つの製品をご紹介します。

  • 透過電子顕微鏡(TEM)
  • 核磁気共鳴装置(NMR)
  • ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)
  • マルチビームマスク描画装置
  • 生化学自動分析装置

ナノレベルの電子を扱う技術を軸に、検査や新薬の開発、物質分析などを支えています。

 

日本電子の企業研究まとめ

日本電子の業績は好調でした。

電子顕微鏡や分析装置の需要が高まった結、好調でした。

就活をする上では、日本電子は「独立系の産業機械・設備の総合商社」であることをお忘れなく。

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