企業解説

荏原製作所とは?ポンプ・送風機・圧縮機の最大手の産業機器メーカー!強みと特徴を紹介

皆さん、日本解体新書へようこそ!

今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!

※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。

今回は、「荏原製作所」について紹介です。

荏原製作所は、CMP半導体製造装置で世界シェア2位、LNG(液化天然ガス)の製造設備向けカスタムポンプは世界トップクラスの大手産業機械メーカーです。

この記事では、荏原製作所がどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているかを徹底解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること!

  • 荏原製作所の企業情報
  • 荏原製作所の働き方
  • 荏原製作所の強み

 

荏原製作所の特徴とは?事業内容について解説

ここでは会社の特徴や事業内容を解説します!

 

荏原製作所とは?

荏原製作所は、東京都大田区羽田旭町に本社をもつ、産業用ポンプの総合メーカーです。

社名  株式会社荏原製作所
創業 1912年11月
代表取締役 浅見 正男
事業内容 ポンプ、冷熱機械、送風機、
コンプレッサ・タービン、
都市ごみ焼却プラント、
産業廃棄物焼却プラント、
真空ポンプ、CMP装置、
排ガス処理装置、めっき装置
資本金 804億円

1912年設立の「ゐのくち式機械事務所」を源流にもつ、設立から110年以上経つ企業です。

また、東証プライムに上場している会社でもあります。

 

荏原製作所の基本情報

荏原製作所の基本情報は以下の通り。

売上高~セグメント別売上高は「有価証券報告書」など、平均年収~初任給は「採用ページ」など を参照しています。

売上高 7,593億円
(前年比:11.5%)
営業利益 860億円
(前年比:21.9%)
営業利益率 11.3%
セグメント別:精密・電子 2470億円
(32.4%)
セグメント別:建築・産業 2,234億円
(29.3%)
セグメント別:エネルギー 1,676億円
(22.0%)
セグメント別:環境 716億円
(9.4%)
セグメント別:インフラ 502億円
(6.6%)
平均年収 861万円
従業員数(単独) 4,983名
従業員数(連結) 20,179名
平均年齢 43.6歳
勤続年数 16年
残業時間 24.2時間
本社 東京都大田区羽田旭町
勤務地 【本社】
東京都新宿区内藤町
【営業所】
国内80か所
初任給 大卒:239,000円
院卒:261,500円

 

荏原製作所の強み

荏原製作所の強みは「高い市場のシェア」と「幅広い事業分野」です。

ここではその強みについて解説していきます。

 

荏原製作所の強み①:高い市場のシェア

荏原製作所は1912年の設立当時からポンプの設計・製作に携わってきました。

以来、主力製品となるポンプをはじめとした送風機、タービン、空調システムなどを開発してきました。

1986年に半導体事業に参入。

半導体製造工程で使われるドライポンプを開発、続いてウエハーを研磨する CMP装置も開発していきました。

それら技術開発が功を奏し、荏原製作所をトップシェアを多く持つ企業へと成長させました。

荏原製作所は国内外にトップシェアの製品があることが強みといえます。

  • 標準ポンプ・・・1位(国内)
  • 冷却塔・・・1位(国内)
  • 排水機場用ポンプ・・・1位(国内)
  • ドライ真空ポンプ・・・2位(世界)
  • CMP装置・・・2位(世界)

 

荏原製作所の強み②:幅広い事業分野

荏原製作所は総合ポンプメーカーとして、産業のみならず環境、インフラまで行っています。

産業用では先ほども紹介した半導体製造工程で不可欠なドライ真空ポンプやCMP装置を手掛けています。

環境では、燃焼・ガスの技術を基盤に都市ごみ焼却施設、バイオマス発電施設の設計、運営を行っています。

インフラでは、流体解析技術を基盤にエネルギー(石油・ガス、電力)や風力発電の建築などを手掛けています。

このように長年蓄積してきた技術を基盤に幅広い産業を支えていることは荏原製作所の強みといえるでしょう。

 

荏原製作所の企業研究まとめ

荏原製作所の業績は好調でした。

顧客工場の稼働増え、保守サービス拡大したようです。

幅広い産業を支える荏原製作所は、半導体市場や風力発電の普及などの成長とともには成長が期待できます。

就活をする上では、荏原製作所は「ポンプ・送風機・圧縮機の最大手の産業機器メーカー」であることをお忘れなく。

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