皆さん、日本解体新書へようこそ!
今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!
※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。
今回は、「ANA Cargo」について紹介です。
ANA Cargo は、ANA で行われいた貨物事業の戦略立案・商品開発の機能を持つ事業会社です。
そのため、実は航空機は保有しておらず、、貨物便の運航、管理も全日本空輸(ANA)に委託しています。
この記事では、ANA Cargo がどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているか。
歴史や業績を交えて徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むとわかること!
- ANA Cargo の企業情報
- ANA Cargo の歴史、業績
- ANA Cargo の働き方
- ANA Cargo の強み
Contents
ANA Cargo の特徴とは?事業内容や歴史について解説
ここでは会社の特徴や事業内容と歴史を解説します!
ANA Cargo とは?
ANA Cargo は、東京都港区東新橋に本社をもつ、ANA の貨物事業を担う中核会社です。
社名 | 株式会社 ANA Cargo (親会社:全日本空輸 証券コード:9202) |
設立時期 | 2013年10月 |
代表取締役 | 脇谷 謙一 |
事業内容 | ・オペレーション ・セールス ・マーケティング |
資本金 | 1億円 |
設立は2013年、半導体製造装置協会に所属企業の中では社歴の若い企業です。
非上場企業ですが、親会社である「ANA HD」は東京証券取引所 プライム市場に上場しています。
ANA Cargo の基本情報
ANA Cargo の基本情報は以下の通り。
売上高~セグメント別売上高は「公式HP」、平均年収~初任給は「マイナビ2025」 を参照しています。
売上高 | 311億円 |
純利益 | 3.8億円 |
平均年収 | 非公開 |
従業員数(単独) | 972名 |
平均年齢 | 40.8歳 |
勤続年数 | 11.5年 |
残業時間 | 6.5時間 |
本社 | 東京都港区東新橋 |
勤務地 | 【事業所】 成田空港、羽田空港、関西空港、 那覇空港、札幌、名古屋、大阪、福岡、沖縄 |
初任給 | 大卒 206,000円 |
ANA Cargo の歴史
ANA Cargo は、2013年にANAの貨物事業室とANAロジスティクスサービス(株)の業務の統合を目的に設立されました。
設立は、ANA貨物事業室の企画・マーケティング部門とANAロジスティクスサービス(株)のエアラインセールスやロジスティクスの部分を統合することで貨物事業の拡大を目的としています。
設立から1年後の2014年に事業を開始。
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大の際には、旅客需要が冷え込む中、反対に貨物需要が増大していきました。
現在は、大型貨物専用機と中型貨物専用機を活用し、半導体製造装置や自動車など航空物流でしかできないことを行う会社に成長しました。
2021年の貨物取扱量は世界 12 位、世界トップ 5 を目指して躍進中です。
ANA Cargo の強み
ANA Cargo の強みは「航空物流の全てをサポート」、「明確な目標」です。
ここでは、その 2つの強みについて解説していきます。
ANA Cargo の強み①:航空物流の全てをサポート
ANA Cargo の業務内容は「いかに運ぶか」を考えることです。
貨物を預かり、航空機に搭載し、引き渡す。
このオペレーションと呼ばれる一連の作業を効率よく、安全にし続けることで成長してきました。
貨物は半導体製造装置や自動車、動物、医薬品と多岐に及びます。
ANA の貨物を支えていることは ANA Cargo の強みといえるでしょう。
ANA Cargo の強み②:明確な目標
ANA Cargo の強みは目標は明確なことです。
- カーゴフルサービスキャリア
- グローバルトップ5
これは航空物流企業として大きく成長していくことを宣言しています。
ANA は航空物流と旅客事業の両方をもつ唯一の会社です。
今後 NCA(日本貨物航空)の買収も計画されており、NCA の北米や欧州とANA Cargo のアジアを中心とした貨物ネットワークを合わせた企業となっていくでしょう。
ANA Cargo の企業研究まとめ
ANA Cargo は、2023年度はやや軟調でした。
運送業はつきものですが、マーケットの低迷により需要が落ち込んだようです。
ですが、航空貨物を必要とする分野は多岐にわたります。
半導体製造装置では、迅速にユーザーのもとへ届くことが求められますし、競走馬もストレスがないように運ぶ必要があります。
就活をする上では、ANA の「ANA の航空貨物事業会社」であることをお忘れなく。