企業解説

樫山工業とは?国内外トップクラスのドライ真空ポンプメーカー!強みと特徴を紹介

皆さん、日本解体新書へようこそ!

今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!

※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。

今回は、「樫山工業」について紹介です。

樫山工業は、半導体で欠かせないドライ真空ポンプとスキー場で活躍するスノーマシン(人工降雪)の機会を作るメーカーです。

この記事では、樫山工業がどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているかを徹底解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること!

  • 樫山工業の企業情報
  • 樫山工業の働き方
  • 樫山工業の強み

 

樫山工業の特徴とは?事業内容について解説

ここでは会社の特徴や事業内容を解説します!

 

樫山工業とは?

樫山工業は、長野県佐久市に本社をもつ、半導体業界を中心に国内外で高いシェアを誇るドライ真空ポンプをつくるメーカーです。

社名 樫山工業株式会社
社名変更 1951年1月
代表取締役 樫山 彰史
事業内容 ドライ真空ポンプ
水封式真空ポンプ
海水ポンプ
スノーマシン
スキー場開発
ワイナリービジネス
資本金 8,500万円

設立は 1951年であり、2021年に設立70周年を迎える企業です。

また、非上場企業です。

 

樫山工業の基本情報

樫山工業の基本情報は以下の通り。

売上高~セグメント別売上高は「公式HP」、平均年収~初任給は「採用ページ」など を参照しています。

売上高 505億円
営業利益 非公開
営業利益率 非公開
平均年収 非公開
従業員数(単独) 959名
平均年齢 39.7歳
勤続年数 11.1年
残業時間 18.4時間
本社 長野県佐久市根々井
勤務地 【本社・工場】
長野県佐久市根々井
長野県佐久市横和
【工場】
長野県佐久市根岸
長野県佐久市根々井
【支店】
三重県四日市市富士町
福岡県糟屋郡須恵町旅石
岩手県北上市北鬼柳
初任給 大卒(理):217,000円
大卒(文):207,000円
院卒(理):237,000円
院卒(文):217,000円

 

樫山工業の強み

樫山工業の強みは「真空機器ビジネス」、「スキービジネス(国内ダントツトップ)」です。

ここでは、その 2つの強みについて解説していきます。

 

樫山工業の強み①:真空機器のビジネス

樫山工業のメインビジネスは、半導体製造に不可欠なドライ真空ポンプの製造、開発です。

このドライ真空ポンプは、国内外でトップクラスの販売台数を誇ります。

下にリスト化されている通り、韓国大手半導体メーカー「サムスン」をはじめ、国内外の多くの企業と取引を行っています。

半導体に限らず、液晶パネルディスプレイ、太陽電池など必要とされる産業も幅広いことは、樫山工業の強みといえます。

【半導体関連】
サムスン電子、TSMC、キオクシア、ハイニクス、UMC、ソニー、ルネサス、マイクロン、富士通他

【液晶関連】
サムスンディスプレイ、JDI、LGディスプレイ、AUO、イノラックス、BOE、CSOT、CEC、シャープ他

【太陽電池・リチウム電池関連】
シャープ、京セラ、三菱電機、昭和シェル、ホンダ、東芝、日産自動車、GSユアサ、ソニー他

 

樫山工業の強み②:スキービジネス(国内ダントツトップ)

樫山工業は、1978年に国産初の「スノーマシン開発」を行いました。

スノーマシンは、人工降雪技術の一つでゲレンデの整備などに使われます。

製造から40年以上、作り続けてきた樫山工業。

累計台数は 2000台以上、設置されているスキー場は 200か所に上ります。

日本のスキー場の数は 500 ~ 600とされていますので、1/3は導入されているといえます。

スキー場を運営していく中でも、雪を作るという手段は欠かせません。

そんな機械を作っている樫山工業はオンリーワンの企業といえるでしょう。

 

樫山工業の企業研究まとめ

樫山工業の業績は調査できませんでした。

去年は半導体需要の落ち込みもあり、業績は向かい風と思われます。

ですが、今後は電気自動車の普及などより多くのところで活躍することでしょう。

就活をする上では、樫山工業は「国内外トップクラスのドライ真空ポンプメーカー」であることをお忘れなく。

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