企業解説

スズデンとは?FA用制御機器の技術商社!強みと特徴、歴史を紹介

皆さん、日本解体新書へようこそ!

今回は「日本半導体製造装置協会 会員企業」の紹介シリーズです!

※日本半導体製造装置協会とは、半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、太陽光発電(PV)製造装置関連企業が主な会員の全国団体です。

今回は、「スズデン」について紹介です。

スズデンは、主な取引先に東京エレクトロンなどを持つ産業機器・資材の専門商社です。

商品を1000社以上の仕入れ、5000社の顧客に販売を行っています。

代理店として大きな割合を占めているのはオムロンやパナソニック、日東工業などです。

この記事では、スズデンがどのようなメーカーで、どのような製品を取り扱っているか。

歴史や業績を交えて徹底解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること!

  • スズデンの企業情報
  • スズデンの歴史、業績
  • スズデンの働き方
  • スズデンの強み

 

スズデンの特徴とは?事業内容や歴史について解説

ここでは会社の特徴や事業内容と歴史を解説します!

 

スズデンとは?

スズデンは、国内メーカーからFA機器を主に仕入れ販売する技術商社です。

社名 株式会社スズデン(証券コード:7480)
設立時期 1952年12月
代表取締役 鈴木 敏雄
主要事業 ・電機・電子部品販売、製造
資本金 181億9,230万円

本社所在地は東京都千代田区外神田。

歴史も長く、設立は1952年、2022年に設立から70周年を迎えました。

東証に上場しており、東証スタンダード市場(証券コード:7480)です。

 

スズデンの基本情報

スズデンの基本情報は以下の通り。

売上高~セグメント別売上高は「2023年度決算短信」、平均年収~初任給は「リクナビ2025」 を参照しています。

売上高 509億円(前年比:-24.5%)
営業利益 27.8億円(前年比:-36.7%)
営業利益率 5.47%
セグメント別:電機・電子部品販売 506億円(99.4%)
セグメント別:製造 3.1億円(0.6%)
平均年収 715万円
従業員数(単独) 321人
従業員数(連結) 342人
平均年齢 41.4歳
勤続年数 16.3年
残業時間 8時間
本社 東京(千代田区外神田)
勤務地 【本社】
東京(千代田区外神田)
【営業所】
北海道、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、神奈川、東京(千代田区、国分寺市)、山梨、
長野(松本、上田)、大阪、広島、熊本
初任給(学部卒/修士卒) 大学   月給:220,000円

大学院  月給:248,000円

 

スズデンの歴史

スズデンは、1952年に鈴木展寧氏が鈴木電業(株)を創設したのが始まりです。

1957年には立石電機(株)と特約店を締結。

実は、これは現在のオムロン(株)です。

1963年には松下電器(株)と代理店契約を締結。

これは現在のパナソニック(株)です。

現在は電気機器・電子部品・産業機械業界が中心、1000社超の仕入先からの商品を約5000社の顧客に販売しています。

その中でもオムロンの代理店としては首位の実力を誇ります。

 

スズデンの強み

技術商社であるスズデンの強みは、「提案力」と「柔軟な課題対応力」です。

ここでは2つについて確認しましょう。

 

スズデンの強み①:提案力

スズデンは「もの造りサポーティングカンパニー」です。

工場のFA・制御機器、電子部品からオフィスのOA機器、通信機器、照明・空調機器などの電設資材までエレクトロニクスに関連する商品全般を扱っています。

扱っている製品を具体的に示すと以下の通り。

・FA機器・電子デバイス:
PLC、表示機器、センサー、スイッチ、リレー、タイマー、温度調節器、視覚認識装置、電源、表示灯、モーター、検査装置、コネクタ、制御盤

・電設資材:
照明器具、受配電設備、分電盤、配電盤、空調機器、配線器具、ボックス、システムラック、フロア配線システム、各種電線、電路材、電線管

工場の円滑な運営に不可欠なものを 1000社を超える仕入れ先メーカーから、ユーザーの必要な製品を選び取る力は、スズデンの強みといえるでしょう。

 

スズデンの強み②:柔軟な対応力

スズデンでは、千葉県松戸市の「東京物流センター」や宮城県黒川郡の「大和工場」など、ユーザーのビジネスサポートを円滑に行うために設置しています。

製造・加工が必要であれば対応し、市場の需要などに合わせた供給を行える対応力はスズデンの強みです。

 

スズデンの企業研究まとめ

スズデンは2023年度は少し低迷しました。

半導体製造メーカー向けのFA制御用機器の売れ行きが減少したことが要因のようです。

ですが、医療機器分野への参入も始めており、新たな市場での活躍も期待されています。

就活をする上では、産業機器・資材の専門技術商社であることをお忘れなく。

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